ポンドドル、長期でも下落リスクを意識した取引が後退=NY為替
きょうの為替市場はドル高が優勢となる中、ポンドドルは戻り売りに押されている。21日線の上でなお推移しており、上昇トレンドは堅持しているものの、このあとのFOMCや明日の英金融政策委員会(MPC)を前に、次第に上値に慎重になっている様子もうかがえる。
ポンドの見通しに関する再評価は、オプション市場における主要なテーマとして継続している。短期的にはポンドドルの上昇に備える動きが活発に出ているのはもちろんだが、次第に長期でも、これまでの下落リスクに備えた動きが徐々に後退している。1年物のポンドドルのオプション取引では、下落リスクに備えた動きが2014年7月以来の低水準になっているという。
GBP/USD 1.3336 GBP/JPY 191.38 EUR/GBP 0.8505
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。