【海外市場の注目ポイント】3月の米消費者物価指数など
日本時間午後9時半に3月の米消費者物価指数が発表される。総合の大方の予想が前年比2.5%上昇、コアの大方の予想が前年比3.0%昇となっており、総合、コアとも、前年比の伸びがそれぞれ前月の2.8%上昇、3.1%上昇から鈍化するとみられている。トランプ米政権は2月に中国からの輸入品に対して10%の追加関税を課し、3月にはさらに10%上乗せしたほか、3月には鉄鋼とアルミニウム製品に対する輸入関税も引き上げている。こうしたことが影響して3月の米消費者物価指数が予想を上回る結果になれば、トランプ米政権の関税政策によるインフレ再燃の思惑が強まり、ドルが買われる可能性がある。
また、このあとの海外市場では、各国中銀関係者が相次いで発言する。日本時間午後7時にブロック豪中銀(RBA)総裁の講演、同午後10時にブリーデン英中銀(BOE)副総裁の講演、同午後10時半にローガン米ダラス地区連銀総裁の挨拶、同午後11時にボウマン米連邦準備理事会(FRB)理事の副議長指名の議会公聴会、シュミッド米カンザスシティー地区連銀総裁の講演、同11日午前1時にチュディン・スイス中銀(SNB)理事の講演、グールズビー米シカゴ地区連銀総裁の講演、ハーカー米フィラデルフィア地区連銀総裁の講演が予定されている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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