【これからの見通し】円安一服、週末を前に行き過ぎた動きに警戒
【これからの見通し】円安一服、週末を前に行き過ぎた動きに警戒
昨日の市場で東京市場での150.06からNY市場午後に151.15まで上昇したドル円。これまで積みあがった円買いポジションの調整などがドル円を支えた。東京朝は東京都区部消費者物価指数が予想を超える強さを見せたことで円買いが一時優勢となり、150円70銭台下落。その後仲値にかけて円売りが強まり151.21と昨日の高値を超える動きを見せたが、仲値後に反落し150.71を付けている。
その後は日経平均が終値ベースで679.64円の下げとなったこともあって上値が重くなっている。もっとも午前の安値を更新する勢いはなく、戻りでも151円00銭手前が重くと、レンジ取引に終始。この後の欧州勢の出方待ちとなっている。
今晩の米PCE価格指数次第ではドル買いがもう少し強まる可能性がありそう。米消費者物価指数や生産者物価指数が弱く出た割には米PCEは強めな数字が見こまれており。予想通りもしくはそれ以上に強さを見せるとドル買いにつながる可能性がありそう。
ユーロドルは東京市場でややドル高となり1.0780台を付けた。リスク警戒の円買いドル買いが優勢となっている。
ユーロ円は仲値通過後の円買いもあって163円10銭台から162円60銭台を付けた後、少しもみ合いも、ここに来て安値を更新とやや上値が重い。米株先物がプラス圏に浮上しており、リスク警戒の動きが今後弱まるようだと、少し反発がありそう。
MINKABUPRESS 山岡

執筆者 : MINKABU PRESS
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