ゴールドマンが来週の豪中銀利下げ予想を撤回 国内政治と世界貿易見通しの不確実性を理由に
ゴールドマンが来週の豪中銀利下げ予想を撤回 国内政治と世界貿易見通しの不確実性を理由に
米ゴールドマンサックスは豪中銀の来週の利下げ予想を撤回、金利据え置き予想に変更した。国内政治とトランプ関税による世界貿易見通しの不確実性を理由にあげた。豪州の5月3日の選挙は接戦になると見ている。次回の利下げはおそらく5月と予想している。ただ、豪州の月次インフレと雇用統計の軟調さにより、来週の豪中銀理事会はどちらに転ぶか分からないと考えており、利下げの可能性を捨てていないようだ。
リスク回避の円買いに押され豪ドル円は軟調、対ドルでもやや下落している。NZドルの下げが目立つ。NZドル円は86.20円台に軟化、対ドルでは0.3%下落している。豪ドルは対NZドルで0.15%上昇している。
豪中銀の次回利下げは年後半予想の一方で、NZ中銀は今後も積極的に利下げを実施することが予想されている。また、突然辞任を発表したオアNZ中銀総裁の後任がまだ決まっていないこともNZドル売りに繋がっているという。3月31日付で正式に辞任する。

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。