【本日の見通し】ドル円は方向性探る展開、自動車関税発動を受けた警戒感も
【本日の見通し】ドル円は方向性探る展開、自動車関税発動を受けた警戒感も
ドル円は150円台での推移。昨日海外市場ではロンドン午後に150円割れトライも、その後150円70銭台まで反発。引けにかけてドル売りが出るという流れで150円台中心の上下を見せたものの、一方向の動きが続かず。
トランプ大統領は自動車関税発動を決定。かなり多くの国に対する影響が出るとみられる。警戒感が広がる一方、米国の物価高警戒からのドル買いもある。ドル円はこれらの影響を見極めながら次の方向性を探る展開となりそう。
今のところ150円割れでは買いが出る展開となっているが、リスク警戒が強まると割り込む可能性がある。151円手前の売り意欲も継続。こちらも今後の流れ次第。
今日は米GDP確報値や新規失業保険申請件数などそれなりに注目の指標発表があり、メキシコ、ノルウェーの政策金利発表があるなど、結果次第では相場に動きがありそうな材料があるが、それ以上に関税強化を受けた株・債券市場動向などをにらみながらの動きが強そう。
ユーロはトランプ大統領からの貿易での名指しの批判もあり、売りが出やすい地合い。1.07を割り込むようだと売りが強まる可能性。
ユーロ円も対ドルでのユーロ売りなどが重石。リスクは下方向か。少し離れているが160円50銭前後がサポートとなっており、割り込むと大台割れが強く意識される。
MINKABUPRESS 山岡

執筆者 : MINKABU PRESS
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