トランプ発言でリスク回避のドル高・円高 ドル円は149円台=NY為替序盤
NY時間に入って市場はリスク回避の雰囲気が強まっており、為替市場はドル高・円高の動きが見られている。トランプ大統領が先ほど、カナダとメキシコに対する関税に関して3月4日に発動すると述べたほか、中国に対しても、同日に追加で10%の関税を課すとした。自身のソーシャルメディアプラットフォーム「トゥルース・ソーシャル」に投稿した。4月2日の相互関税の日付は完全に有効なままとも言及。
当初は4月以降と見られていただけに、予定よりも前倒しになっている。ドル円はドル高・円高で149円台での推移が続いているものの、ユーロドルやポンドドルは下落。ドルカナダは急速に上昇。
先ほど第4四半期のGDP改定値が公表されていたが、全体と個人消費は速報値から変わらずだったが、GDPデフレータ、PCEコアデフレータといったインフレ系の数字は上方改定されていた。ただ、それ自体への反応は限定的。
なお、日本時間0時のNYカットでのオプションの期日到来は150円に観測されている。
27日(木)
150.00(19.9億ドル)
28日(金)
149.50(8.0億ドル)
150.00(11.2億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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