朝の円高から一転ドル高へ=東京為替概況
朝の円高から一転ドル高へ=東京為替概況
海外市場で148円57銭まで下げたドル円は、149円台を回復して東京朝を迎えたが、日米金利差縮小期待などからの円買いが続く中、再び下をトライし148円63銭を付けた。米下院が現地時間25日の本会議で2025年会計年度(2024年10月から2025年9月)の予算決議案を可決。メディケイドなどの大幅削減を求めており、トランプ氏の示す大幅減税に向けた道を開くものになる。これにより、米インフレ懸念が拡大。米債利回りが上昇。ベンチマークとなる米10年債利回りは4.281%から昼前に4.327%まで上昇し、ドル高につながった。午後に入っても債券利回りは上昇傾向で4.331%を付けた。ドル円は昼頃に149円50銭前後を付けると、午後に入って149円63銭まで上値を伸ばし、朝の安値から1円の上昇となっている。
ドル全面高となる中でユーロドルは朝の1.0525からの下げが続き、1.0487まで下げた。ポンドドルは1.2678から1.2636まで売りが出ており、ドルは全面高。
ユーロ円はドル主導で動きが不安定。朝は156円台後半から156円42銭を付けたが、その後はドル円の上昇を支えに昼頃に157円10銭まで上昇。もっとも午後は対ドルでのユーロ売りに押され156円70銭台を付けている。
MINKABUPRESS 山岡
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執筆者 : MINKABU PRESS
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