ドル円は上げ一服、午後は155円台前半まで伸び悩む=東京為替概況
ドル円は上げ一服、午後は155円台前半まで伸び悩む=東京為替概況
東京終盤のドル円は上げ一服。ドル円は、早朝にトランプ米大統領による関税強化の動きを受けた貿易戦争への懸念から、リスク回避の円買いで一時154.67付近まで下落した。その後は米関税強化を背景とした米国のインフレ再燃観測などからドル高となり、一転して155.89付近まで上昇。しかし、午後は上げが一服して、155円台前半まで伸び悩んだ。
トランプ米大統領は、メキシコとカナダからの輸入品に25%、中国からの輸入品に10%の追加関税を課すと決定したほか、欧州連合(EU)に対する関税も「間違いなく実施」と発言。ただ、中国政府は米国との貿易協議の準備中であり、トランプ米大統領も対中関税の大半を延期して対話へ前向きな姿勢だと一部で報じられている。
ユーロドルは早朝に2022年11月以来の安値となる1.0141付近まで下落。ドルカナダは午後に一段高となり、2003年以来22年ぶりのドル高水準となる1.4793付近まで上昇する場面があった。
クロス円はおおむね下げ一服。早朝に貿易戦争懸念からリスク回避の動きで円高に振れ、ユーロ円は158円ちょうど付近まで下落。しかし、その後は下値は広がらず、159円台を回復した。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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