ドル円は157円台後半 本日は激しく上下動=NY為替
NY時間の終盤に入ってドル円は157円台後半での推移となっている。本日のドル円は激しく上下動した。この日発表の米雇用統計が米労働市場の力強さを示したことで為替市場はドル買いが強まり、ドル円も158円台後半まで急上昇していた。
しかし、動きが一巡すると今度は戻り売りが次第に強まる展開となった。米株式市場でダウ平均が一時700ドル超下落したことで、リスク回避の円買いが出ていた可能性もありそうだ。ユーロ円やポンド円も急落している。ただ、終盤になって株安も落ち着いていることから、ドル円も買い戻されている模様。
本日の米雇用統計を受けて、FRBの今年の利下げ期待がさらに後退しており、短期金融市場では秋まで利下げはないとの可能性が浮上している。前々日は7月だった。動向が注目されている米国債利回りも急上昇し、10年債は一時4.78%まで上昇。
米大手銀のエコノミストからは、FRBの利下げサイクルは終了し、次の動きは利上げになるリスクがあるとの分析も出ている。今後、PCEデフレータが前年比3%を超え、インフレ期待が高まった場合、話題は利上げに移るだろうと述べた。
USD/JPY 157.83 EUR/JPY 161.75
GBP/JPY 192.79 AUD/JPY 97.04
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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