ユーロドル、回復には時間がかかる可能性=NY為替
きょうのユーロドルはやや買い戻しが出ている中、1.04ドル台での推移が続いている。下げこそ一服しているものの買い戻しを強める動きもなく、上値の重い展開に変化はない。
ユーロは短期的にユーロ圏と米国の金利格差拡大が予想されることから、ドルに対して回復するには時間がかかる可能性があるとの指摘も出ている。ストラテジストの予測によると、ユーロドルは来年前半は1.03ドルから1.06ドルのレンジで推移し、年後半には1.10ドルに向かって回復すると見ているようだ。
来年の夏までにユーロを後押しする可能性があるとすれば、ユーロ圏の成長改善の可能性、米経済の疲弊の兆候、トランプ次期大統領の政策の明確化などが挙げられると指摘。しかし、それまでにはかなり忍耐が必要だという。
EUR/USD 1.0427 EUR/JPY 164.64 EUR/GBP 0.8294
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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