ドル、短期的なリスクバランスは下方にシフトとの指摘=NY為替
きょうの為替市場はドルの戻り売りが優勢となっている。ドルを売る材料は特段見当たらないが、今週のFOMCを受けた急上昇から高値警戒感も出ているようだ。
一部からは、短期的にドルのリスクバランスは下方にシフトしたように見えるとの指摘が出ている。今週のFOMCで来年の利下げペースが緩やかになる可能性をFRBが示唆したことを受け、ドル指数は年初来高値まで急騰。ただ、この水準からさらに上値を追いかけることにより慎重になっているという。
FOMCを受けて市場が行き過ぎることは、よくあることであり、米経済が今後軟化する兆候が見られれば、ポジション調整が入る可能性があると指摘。
トランプ次期米大統領が打ち出している政策はドルに支援的に見えるが、来年1月20日の就任式までの間に、その見方が調整される余地があるとも述べた。
USD/JPY 156.67 EUR/USD 1.0400 GBP/USD 1.2553
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MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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