ドル高・円高 米CPI上振れ警戒 日本企業物価指数に増税報道 ドル円一時151.40円台
ドル高・円高 米CPI上振れ警戒 日本企業物価指数に増税報道 ドル円一時151.40円台
ドル高・円高。ドル円は一時151.42円付近まで下落後151.50円付近でもみ合っている。
NY連銀インフレ期待が1年先、3年先、5年先いずれも上昇し、家計の経済状況も大幅に改善したことから今夜の米CPI上振れが警戒されており、ドル買いが進んでいる。上昇していたオンショア人民元は対ドルで上げをほぼ帳消し。日本の企業物価指数が昨年7月以来の高水準となったことから日銀の12月利上げ期待がやや復活しており円が上昇、また増税報道も円買い材料に。
今朝発表された11月の国内企業物価指数は前年比+3.7%と予想を上回り昨年7月以来の高水準となった。企業物価の上昇はインフレ圧力の高まりを示しており、日銀の利上げ観測を高めるものになる。
また、財政健全化は通貨高要因になるとの声。日本政府は2026年4月から税額に税率4%付加の「防衛特別法人税(仮称)」を設立。所得税については、2027年1月から税額に1%を付加する「防衛特別所得税(仮称)」を新設すると共同が報じている。

執筆者 : MINKABU PRESS
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