ポンド、英中銀の緩やかな金融緩和策から恩恵を受ける可能性=NY為替
ポンドは対ドルでは上値が重いものの、対ユーロや円では上昇しており、力強い値動きも垣間見せている。ポンド円は194円付近まで上昇しており、100日線を上抜いているほか、21日線も上回って来ている。
英中銀はECBに比べて緩やかな金融緩和が想定され、それによりポンドは恩恵を受ける可能性があるとの指摘が出ている。英中銀が他の主要中銀と比較してより緩やかなペースで金利を引き下げた場合、来年はポンドが上昇する可能性があるという。市場では、12月19日の金融政策委員会(MPC)で英中銀は金利を4.75%に据え置くと予想しているが、来年には計0.75%ポイント引き下げられると予想している。もし、市場の見立て通りであれば、政策金利はG10国の中で最高水準のままとなる。
2025年を通じて良好な英経済指標と比較的高い金利がポンドを支え続けるという。
GBP/JPY 193.91 EUR/GBP 0.8245 GBP/USD 1.2750
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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