ドル円、方向感なく154円台で上下動=NY為替序盤
きょうのNY為替市場、ドル買いの流れは相変わらず続いているものの、ドル円は円買いの動きもあり、方向感なく154円台での上下動に終始している。155-160円のゾーンは上値が重くなっている一方、150円の方向に下押す動きも見られていない。155円を軸に次の展開待ちといった雰囲気となっている。
今週はウクライナ情勢に絡んだ地政学リスクへの警戒感が高まったが、米株式市場が底堅く推移したこともあり、ドル円は下値をサポートされている。
一方、日米の金融政策は状況に変化はなく、FRBはデータ次第でどちらの方向にもオープンと姿勢を強調しており、市場は12月利下げを五分五分と見ている状況。日銀も同様で、各会合ごとに最新のデータと情報を点検しているとし、12月の追加利上げの可能性も捨て切れなくなっているようだ。
そのような中で、ドル円も方向感を出しづらい雰囲気となっている。
なお、日本時間0時のNYカットでのオプションの期日到来は154円に観測。
22日(金)
154.00 (10.0億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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