ドル円は153円台半ば トランプ氏勝利なら160円を目指すとの声も=NY為替
NY時間の終盤に入ってドル円は153円台半ばでの推移となっている。午後になって発表された米7年債入札結果を受けて米国債利回りが再び前日付近に上げ幅を縮小しており、ドル円も上値を重くしている。ただ、下押す動きも見られず上値追いが継続している状況。
ドル円相場は衆院選後の材料を消化し、米国の動向に注目が移っている。来週の米大統領選を巡ってドル円はさらにリバウンド相場を加速させるとの見方も出ており、今度はドル高がドル円を押し上げると見ているようだ。
ストラテジストからは、トランプ氏の勝利であれば160円を目指すとの声も出ている。ドル円は米国債利回りに敏感になっており、それは円が米選挙の影響を最も受けやすい通貨になっていることを意味するという。一方、ハリス氏が勝利した場合は150円の方向に下落する可能性があるとも付け加えている。
目先は155円を試しに行くかどうかが注目。大統領選は来週だが、その前に今週は重要指標が目白押しで、明日は第3四半期の米GDP速報値が発表される。
USD/JPY 153.48 EUR/JPY 165.90
GBP/JPY 199.54 AUD/JPY 100.63
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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