ドル円、一時151円台に上げ一服 さすがに過熱感も=NY為替序盤
きょうのドル円は戻り売りに押されており、一時151円台まで伸び悩んでいる。前日は上げの勢いが加速し、153円台まで一気に上昇していた。米大統領選を前にしたドル高と米国債利回り上昇で、ドル円はリバウンド相場を加速させていたようだ。
しかし、さすがに過熱感は否めず、過熱感を測るテクニカル指標であるRSIは前日に、買われ過ぎの水準である70を超えていた。本日は米国債利回りも下げており、ドル円も上げ一服となっているようだ。
全体的なドル高の流れがドル円のフォローとなっているが、FRBの利下げペースへの期待の後退のほか、再来週に迫った米大統領選でトランプ氏が勝利し、共和党が上下両院も席巻する、いわゆるスウィープを見込んだ動きが出ていると指摘も出ている。ただ、それも今週までの動きでだいぶ織り込みが進み、この先の上値余地は限定的との声も聞かれる。
ドル円は以前とは状況が違うことから、160円を再び試すとの見方まではまだ少数派だが、155円は視野に入れるとの見方は増えつつあるようだ。
なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は152円に観測されている。
24日(木)
151.50 (7.5億ドル)
152.00 (12.2億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。