大幅反落、レバノン停戦の気配で=NY原油概況
NY原油先物11月限(WTI)(終値)
1バレル=73.57(-3.57 -4.63%)
ニューヨーク原油の期近は大幅反落。イスラム組織ヒズボラ副指導者のナイム・カセム氏がレバノン停戦に向けた、ナビ・ベリ国会議長の取り組みを支持すると述べたことが重し。これまでヒズボラはパレスチナ自治区ガザの停戦要求を突きつけつつイスラエルと衝突してきたが、火曜日のナイム・カセム氏の放送でガザ停戦に言及はなく、イスラエルの激しい攻撃を受け続けるヒズボラの弱体化が示唆された。指導者だったナスララ師がイスラエルに殺害された後、後継者候補も次々と排除されており、新指導者の選任が難航している。
時間外取引から11月限は78.46ドルまで上昇したものの、プラス圏での推移は一時的。軟調な推移が続き、通常取引開始後には72.69ドルまで下げ幅を広げた。ただ、引けにかけてはやや切り返した。
MINKABU PRESS
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執筆者 : MINKABU PRESS
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