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【これからの見通し】米雇用統計で今後のドル相場の流れを見極める

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【これからの見通し】米雇用統計で今後のドル相場の流れを見極める

 このあとの週末の海外市場では、米雇用統計で今後のドル相場の流れを見極めることとなる。直近の米FOMC後の会見でパウエルFRB議長はインフレから雇用へと政策の軸足を変化させることを示唆した。雇用情勢の強弱感が、今後の米利下げペースに影響を与えることが想定される。一段と注目度の高い指標となっているようだ。

 今回9月の米雇用統計の予想は、非農業部門雇用者数の増加が15.0万人と前回の14.2万人から上昇する見込み。予想レンジは7万人から22万人となっている。有力エコノミストの予想は18-19万人とやや強気に傾いている。失業率は4.2%と前回並みの水準が見込まれている。平均時給は前月比が0.3%と前回の0.4%からやや鈍化、前年比が3.8%と前回並み水準の予想となっている。

 ドル円相場は前日の147円台から146円台割れへと反落してきている。米雇用統計発表を控えて、短期的なポジション調整が入る状況になっているようだ。発表に向けては予断なく、ニュートラルな状況に落ち着きそうだ。発表後の反応については、初動はドル相場を中心に結果の強弱に素直な反応が見られそうだ。続いて、債券や株式相場の反応をみながら、リスク選好・回避の反応もみられるだろう。

 米雇用統計発表を控えて、このあとの欧州・ロンドン市場では、フランス鉱工業生産指数(8月)、ドイツや英国の建設業PMI(購買担当者景気指数)(9月)、メキシコ失業率(8月)などが発表される。NY時間にはカナダIvey購買部協会指数(9月)、ブラジル貿易収支(9月)などが発表される。ほぼ米雇用統計に一点集中となりそうだ。

 発言イベント関連では、ラトビア中銀総裁、リトアニア中銀総裁、エストニア中銀総裁、センテノ・ポルトガル中銀総裁、エスクリバ・スペイン中銀新総裁などが会議に出席する。ピル英中銀チーフエコノミストがイングランド・ウェールズ勅許会計士協会(ICAEW)年次会議に出席する。デギンドスECB副総裁がイベントで講演。ウィリアムズNY連銀総裁、NY市主催イベント「NYの未来、雇用」開会挨拶、グールズビー・シカゴ連銀総裁が複数のメディアに出る。ピル英中銀チーフエコノミストからは前日のベイリー総裁発言に対する見方の論拠がより詳しく語られる可能性があろう。また、米雇用統計後のウィリアムズNY連銀総裁のスピーチも注目される。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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