NZ銀行とNZ経済研究所が来週NZ中銀50bp引き下げを予想、四半期調査で物価上昇圧力緩和
NZ銀行とNZ経済研究所が来週NZ中銀50bp引き下げを予想、四半期調査で物価上昇圧力緩和
NZドルが下落。NZ銀行(BNZ)とNZ経済研究所(NZIER)が9日の会合でNZ中銀が政策金利を50bp引き下げると予想している。
NZ銀行(BNZ)は当初、来週の会合で25bpの引き下げを予想していたが、きょう発表されたNZIER四半期調査がひどかったため、来週50bpの引き下げに予想を変更したと発表。インフレ抑制は中銀の目標だ、現在多くの部分で目標が達成されたことが示唆された。そのためNZ中銀はこの機会を利用して可能な限り金利を中立付近に戻すべきだと指摘。もし、NZ中銀が来週保守的な選択肢(25bp)を取った場合は、11月会合で50bp引き下げ、来年2月も50bp引き下げると予想する。
民間シンクタンクのNZ経済研究所(NZIER)の四半期企業意識調査によると、第3四半期に価格を引き上げたのはわずか3%で、2020年第4四半期以来最低水準となった。第4四半期に価格が上昇すると予想した企業はわずか7%にとどまった。調査結果を受け、NZIERは物価上昇圧力の緩和を考慮すると50bpの大幅な利下げに踏み切る可能性もあるとしている。
執筆者 : MINKABU PRESS
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