続落、英FTなどの増産開始報道が重し=NY原油概況
NY原油先物11月限(WTI)(終値)
1バレル=67.67(-2.02 -2.90%)
ニューヨーク原油の期近は続落。サウジアラビアが非公式な目標である1バレル=100ドルを放棄し、市場シェアを重視して増産を開始すると英フィナンシャル・タイムズ(FT)が伝えたことが重しとなった。安値が続くとしても、石油輸出国機構(OPEC)プラスは12月から予定通り自主減産を縮小し、増産を開始することをサウジは確信しているとも英FTは報道した。12月以降の自主減産の縮小実施についてはロイター通信も関係筋の発言を伝えている。12月にOPECプラスの増産が始まるとしても、これまでの過剰生産の埋め合わせとして一部の産油国が減産することから、全体的な増産幅は限られるという。
時間外取引で11月限は急落。買い戻しが入る場面はあったが上値は重く、通常取引開始にかけては66.95ドルまで一段安となった。
MINKABU PRESS
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執筆者 : MINKABU PRESS
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