ドル円は150円台前半中心の推移=ロンドン為替概況
ドル円は150円台前半中心の推移=ロンドン為替概況
東京市場で149円29銭から150円74銭まで大きく上昇したドル円。少し調整が入って150円台前半を中心とした推移となっている。植田日銀総裁が衆院予算委員会で答弁を行い、長期債利回りの上昇について、機動的に買入れを増額すると発言したことで円債利回りが低下。1.45%から1.39%を付ける中で円売りとなったが、東京午後から円債利回りの低下が一服したことで、ドル円も上値を抑えられた。
ユーロ圏及び加盟主要国の購買担当者景気指数(PMI)は、製造業が予想よりも強く、サービス業が弱いとまちまち。サービス業の悪化がやや目立ったこともあり、発表後はユーロ売りドル高となり、東京市場からロンドン朝にかけての1.0500を挟んでの推移から1.0460台を付けた。
ユーロ円はドル円の上昇もあって東京市場で買いが目立ったが、ロンドン市場に入って対ドルでのユーロ売りもあって軟調。158円00銭を挟んでの推移から157円台前半を付けている。
英国のPMIは製造業、サービス業ともに弱く売りが優勢。ポンドドルは朝の英小売売上高が強く、いったん買われたものの、PMIの弱さに反落となった。ポンド円も190円90銭台から189円90銭台まで押し戻されている。
MINKABUPRESS 山岡
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執筆者 : MINKABU PRESS
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