ドル円は一時の調整から反発、ドル全面高の流れ=NY為替
日本時間午後11時10分現在のドル円は1ドル=144.103円。きょうのドル円はロンドン市場で植田日銀総裁の会合後の会見を受けて円売りとなり、141円74銭から144円43銭までの大きな上昇を見せた。その後いったん143円50銭割れまで1円近く高値から下げる展開となったが、その後再びドル買い円売りが優勢となって144円台を回復している。
植田総裁は会見で「利上げ判断に時間的余裕」などと示し、市場で広がる早期利上げ期待を牽制。円売りが強まる展開となった。市場では直近の日銀審議委員らによる利上げに前向きな発言を受けて、早ければ11月の会合でも追加利上げとの期待が広がっていた。
高値からは利益確定売りなどに押されたが、NY市場に入って米債利回りが上昇。10年債利回りが3.75%台を一時つける中で、ドル全面高となり、ドル円も反発した。
ユーロドルはNY市場に入ってのドル高を受けて1.1144までと今日の安値を更新した。
ポンドドルも上値から売りが出て1.3270台までと東京朝の水準での推移。
ユーロ円は対ドルでのユーロ売りとドル円の押し目からの反発を受けて方向感のない動きとなり、160円60銭台での推移。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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