大幅利下げにドル安・株高の反応 年内は計0.50%、来年は1.00%の利下げ見込む
日本時間午前3時にFOMCの結果が公表され、見解が分かれていた政策金利は0.50%ポイントの大幅利下げとなった。これを受けて米株式市場は買いが強まり、為替市場はドル売りの反応を見せている。ドル円は140円台半ばまで一時下落。
エコノミストの間では過去にも例がなく、足元の経済指標からは大幅利下げは必要ないとの見方も多かったが、FRBは短期金融市場の期待通りに0.50%ポイントの利下げを行った。声明ではインフレの落ち着きに確信が強まったとし、雇用に焦点を移す姿勢が示されている。また、今回はFOMC委員の金利見通しも公表されたが、年内はあと計0.50%ポイント、来年は計1.00%ポイントの利下げを見込んでいる。
利上げ開始では批判も出ていたが、利下げサイクルでビハインド・ザ・カーブに陥りたくはないとのFRBの意志なのかもしれない。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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