アジア株下落、米大統領選巡る混乱警戒 インスタのフォロワー2.8億人テイラースウィフトがハリス支持表明
アジア株下落、米大統領選巡る混乱警戒 インスタのフォロワー2.8億人テイラースウィフトがハリス支持表明
東京時間14:01現在
香港ハンセン指数 16997.29(-236.80 -1.37%)
中国上海総合指数 2718.85(-25.35 -0.92%)
台湾加権指数 21083.93(+19.85 +0.09%)
韓国総合株価指数 2507.49(-15.94 -0.63%)
豪ASX200指数 7977.40(-34.54 -0.43%)
インドSENSEX30種 81980.00(+58.71 +0.07%)
アジア株は軒並み下落、リスク回避ムードが広がっている。
米大統領選候補者討論会ではハリス氏が優勢との見方、賭け市場ではハリス氏がリードしている。トランプ氏劣勢でダウ先物が170ドル超下げ、米10年債利回りは時間外で昨年6月以来の水準にまで低下している。大統領選のバロメーターとしてのビットコインも下落。トランプ氏が暗号資産を支持していることから、再選ならビットコインは9万ドルに達するとの予想も聞かれる。
米人気歌手のテイラースウィフトがインスタグラムでハリス氏支持を表明したことも影響している可能性。テイラースウィフトの社会的な影響力は大きく、彼女がSNSで選挙登録を呼びかけるたびに選挙登録者が急増するなど、大統領選に大きな影響を及ぼす可能性がある。彼女のインスタグラムのフォロワー数は2億8000万人以上で世界14位だ。
香港株は約4週間ぶり安値をつけている。原油安が嫌気されており中国石油天然気や中国海洋石油、中国石油化工などエネルギー関連が大幅安となっている。不動産やカジノ、消費者サービス、電力など公益関連も下落している。
上海株はきのうの安値を下回り、今年2月以来の安値をつけている。トランプ氏、ハリス氏からも中国に対するタカ派な発言はなかったが株価は下落し続けている。長引く不動産不況や消費低迷、デフレスパイラルに陥るとの懸念も高まっている。中国政府は5月に200以上の都市に対し、売れ残り物件を買い取るよう要請したが、わずか29の都市しか応じていないようだ。
執筆者 : MINKABU PRESS
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