大幅続落、リビアの供給懸念の沈静化や中国の需要懸念で=NY原油概況
NY原油先物10 月限(WTI)(終値)
1バレル=70.34(-3.21 -4.36%)
ニューヨーク原油は大幅続落。中央銀行を巡る東西両勢力の対立で原油の供給懸念が続いているリビアで、国連リビア支援ミッション(UNSMIL)主導による同国の対立勢力の協議により、新たな中央銀行総裁を30日以内に選出することを合意したことでひとまず供給懸念が沈静化した。また2日に発表された8月の財新中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は予想を上回ったものの、新規輸出需要が8カ月ぶりに減少して、同国の需要懸念が続いていることも圧迫要因。加えてレーバーデーの祝日明けで、米国のドライブシーズンが終わり、その時期に上昇相場を作れなかったファンドの手じまい売りが加速したとの声も聞かれた。さらには米株急落やチャートの悪化で売りが売りを呼ぶ展開となった。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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