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アジア株 上海株は1%高、住宅市場改善受け安堵感、金利引き下げ期待&政府系ファンドの買い支えも

株式 

アジア株 上海株は1%高、住宅市場改善受け安堵感、金利引き下げ期待&政府系ファンドの買い支えも

東京時間14:01現在
香港ハンセン指数   17173.65(+60.29 +0.35%)
中国上海総合指数  2880.23(+29.58 +1.04%)
台湾加権指数     21962.66(-64.59 -0.29%)
韓国総合株価指数  2644.50(休場)
豪ASX200指数    7864.20(+13.50 +0.17%)
インドSENSEX30種  79105.88(休場)

アジア株はまちまち。

米消費者物価指数が前年比で伸びがやや鈍化したことから米国の9月利下げは確実との見方が強まった。ただ、米インフレ統計は予想とほぼ一致、前月比では伸びが再加速したこともあり、50bpの大幅な利下げ期待は後退しており、株式市場にやや失望感が広がっている。それでもポジティブ材料には変わらず。特に香港は金融政策を米国に連動させているため、香港も9月に金利引き下げを開始するだろう。

豪州株は0.17%高、雇用統計を受け上げ幅を縮小している。豪州7月の雇用統計は雇用者数が予想を大きく上回る増加となったことで年内の利下げ期待がやや後退している。ただ一方で失業率は4.1%から4.2%に悪化した。

上海株は1.04%高。住宅市場改善受け安堵感が広がっているほか、金利引き下げ期待が高まっている。

きょう公表される予定だった1年物中期貸出制度(MLF)金利の公表が突如26日に延期になった。7月の一連の中国統計を確認してから当局がMLF金利を引き下げるのではないかとの見方が広がっている。そのほか、政府系ファンドが好む中国ETFの少なくとも3指数が統計発表と同時に急上昇していることから、政府系ファンドが中国株の買い支えに動いた可能性がある。

きょう発表された中国7月の新築住宅販売価格、中古住宅販売価格ともに前回から下落ペースがやや鈍化した。とはいえ下落幅の縮小は小幅。相次ぐ不動産支援策受けてもなお回復ペースは鈍いままだ。ただ、ひとまず回復に向かっているとの期待感は広がっている。また、7月小売売上高が前年比+2.7%と予想を上回ったことも好感されている、夏休みシーズンで旅行・観光の消費が拡大した。

上海市場ではコミュニケーションサービスやエネルギー、ハイテク、金融など幅広い銘柄が上昇している。不動産株も買い戻されている。
香港市場ではレノボやシャオミ、ネットイースなどハイテク関連が上昇。アリババとJDドットコムは下落、きょう発表される四半期決算を前に警戒感が高まっている。

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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