ドイツ財務相、仏国債へのECBの介入は憲法的にいくつかの問題になる可能性=NY為替
きょうの為替市場はドル高が一服する中、ユーロドルも買い戻しが出ている。1.07ドル台に戻しており、6月中旬以降、何度か試した1.06ドル台の下値水準はサポートされている。ただ、日曜日に第1回目の仏選挙の投票を控える中、上値には慎重になっている。また、ECBが市場の期待ほど利下げを実施しないのではとの観測もユーロの上値を重くしているようだ。
その仏選挙だが、ドイツのリントナー財務相は、選挙結果が仏国債の危険な急落の引き金となった場合、ECBが介入して買い支えすることはドイツで違法になる可能性があると述べた。同財務相はIfo研究所のイベントで、このシナリオについて質問され「ECBによる介入は経済的、憲法的にいくつかの問題を引き起こすだろう」と述べていた。
EUR/USD 1.0708 EUR/JPY 172.11 EUR/GBP 0.8464
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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