FOMC受けドル買い 年内1回の利下げ示唆=NY為替
日本時間午前3時に公表されたFOMCの結果を受けて、為替市場ではドル買いが強まっている。FOMC委員の金利見通し(ドット・プロット)で年内の金利見通しの中央値が5.125%と1回の利下げを示唆した。なお、政策金利は据え置かれた。
ドル円は発表前の155円台から156.40円近辺まで一時上昇。ユーロドルは1.08ドル台前半に伸び悩んでいる。
ただ、2回の利下げ予想が委員の中で最も多く8名だった。短期金融市場では米消費者物価指数(CPI)で織り込んだ2回の利下げ見通しを後退はさせているものの、米CPIの発表前までは戻していない。80%の確率で2回の利下げを織り込んでいる。このあと日本時間3時半ころにパウエル議長の会見が始まる。
USD/JPY 156.26 EUR/USD 1.0832 GBP/USD 1.2831
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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