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FX/為替「ドル/円、英米連休明けも方向感欠く動き継続の公算」 外為どっとコム トゥデイ 2024年5月28日号

マネ育チャンネル 

外為どっとコム トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2024年5月28日8時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼27日(月)の為替相場
(1):正副日銀総裁発言
(2):独IFO企業景況感は横ばい
(3):仏中銀総裁 連続利下げを否定せず

▼27日(月)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:方向感を欠く値動きが続きそう/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

27日(月)の為替相場

期間:27日(月)午前7時00分~28日(火)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):正副日銀総裁発言

日銀の植田総裁は日銀本店で開いた「国際コンファランス」の冒頭であいさつ。「インフレ予想をゼロ%から押し上げることには成功したように思うが、それを2%の目標値にアンカーしなければならない」などと語った。その後の基調講演で内田副総裁は「日本銀行は伝統的な金融政策の枠組みに戻った」「このことはゼロ金利制約を克服したことを意味する」「インフレ予想を2%にアンカーしていくという大きな課題は残っているが、デフレとゼロ金利制約との闘いの終焉は視野に入った」などと述べた。

(2):独IFO企業景況感は横ばい

独5月IFO企業景況感指数は89.3と市場予想(90.4)を下回り、前回から横ばいだった。IFO経済研究所は「現状に対する企業の満足感は低下したが期待は高まっている。サービスセクターは若干弱含んだが、製造業、貿易、建設業は回復している。ドイツ経済は危機から一歩ずつ脱しつつある」との見解を示した。

(3):仏中銀総裁 連続利下げを否定せず

仏中銀のビルロワドガロー総裁は「サプライズがなければ、6月の利下げは『決定事項』だ」として他の欧州中銀(ECB)メンバーと同様の見解を示した。一方で、「ECBは7月の追加利下げを排除すべきではない」と述べて連続利下げの可能性も否定しなかった。

27日(月)の株・債券・商品市場

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ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

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【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円の見通し:方向感を欠く値動きが続きそう

昨日のドル/円はほぼ横ばい。世界の2大市場であるロンドンとニューヨークが揃って休場のため取引は低調で156円台後半のもみ合いに始終した。東京市場では日銀の内田副総裁が「デフレとゼロ金利制約との闘いの終焉は視野に入った」などと述べたことが材料視され長期金利が12年ぶりの水準に上昇したが、円相場の反応は限定的だった。
本日は英国、米国ともに3連休明けとなるため動意の回復が見込めるものの、新規材料不足の感は否めない。月末の接近も相まって低調な取引が続きそうだ。ドル/円は157円台に入れば政府・日銀による円買い介入への警戒感が高まることから上値追いの機運は高まりにくいだろう。一方で、米連邦準備制度理事会(FRB)が早期の利下げに否定的と見られることからドルの下値も限られよう。値幅は昨日の30銭程度よりもいくぶん拡大すると予想されるが、本日も方向感を欠く値動きが続きそうだ。

注目の経済指標:米消費者信頼感指数

注目のイベント:FRB高官発言

※時間は日本時間での表示になります。
※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

 
kanda.jpg株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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執筆者 マネ育チャンネル

執筆者 : マネ育チャンネル|外為どっとコム

マネーを育てよう!をテーマに、外為どっとコム総合研究所に所属する研究員が執筆するオリジナルレポートのほか豪華講師陣の貴重なFXレポート、個人投資家や著名投資家のインタビュー記事など、バラエティ豊かな情報を配信しています。為替トレンドに合わせた特集記事やFX初心者でも安心の学習コンテンツを用意しており、個人投資家の取引技能の向上に寄与すべく活動しています。

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