ドル円は155円台を回復 FOMC委員の姿勢は変わらず=NY為替序盤
きょうの為替市場はドルの買い戻しが優勢となる中、ドル円は155円台を回復している。先ほど発表の4月の米輸入物価指数が予想以上に上昇していたこともやや影響しているようだ。米国債利回りも上げに転じており、ドル円の買い戻しを誘っている。
前日の米消費者物価指数(CPI)を受けてドル売りが強まり、ドル円も本日の東京時間には一時153円台まで下落していた。市場はFRBの年内利下げ期待を再び高めているが、その後の何人かのFOMC委員の発言に概ね変化はなく、現行水準の維持の必要性を強調し、利下げへの慎重姿勢を温存している。
ドル円は、前日下回った21日線が本日155.35円付近に来ており、その水準に顔合わせしている。
なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は156円に観測されている。
16日(木)
156.00 (11.0億ドル)
17日(金)
155.00 (15.7億ドル)
20日(月)
154.00 (10.6億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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