ドル円156.40円まで上昇 あすの米CPI上振れを警戒 ミシガン大に続きNY連銀のインフレ期待も上昇
ドル円156.40円まで上昇 あすの米CPI上振れを警戒 ミシガン大に続きNY連銀のインフレ期待も上昇
ドル買い優勢。ドル円は一時156.40円まで上昇、今月1日以来の高値をつけている。先週末の米ミシガン大に続き、きのう発表されたNY連銀調査のインフレ期待も上昇したことで、あすの米消費者物価指数の上振れが警戒されている。あすのCPIを前にきょうは生産者物価指数が発表される。前月比、前年比で前回から伸びがやや拡大することが予想されている。23時からはパウエルFRB議長のイベント講演も予定されており、タカ派発言があるかどうかが注目される。
きのう、日銀が国債買い入れ額を減額したことを受け国債利回りは上昇している。10年債利回りは0.94%台に上昇。16日の20年債入札への警戒感が高まっているもようで、20年債利回りは1.76%台と2013年以来の高水準となっている。ただ、円金利上昇でも円は下落。ドル円以外のクロス円も堅調。

執筆者 : MINKABU PRESS
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