ドル円は午前に一時急落も戻し、堅調さ示す=東京為替概況
ドル円は午前に一時急落も戻し、堅調さ示す=東京為替概況
ドル円は午前中からしっかりとなり155円96銭を付けた。日銀が買い入れオペの減額を発表したことで、一気に円買いとなり155円52銭を付けたが、すぐに反発。昼前に155円90銭前後を付けるなど、下げ分をほぼ解消した。
午後は少し調整が入ったものの、155円80銭前後での推移と落ち着いた動き。買い入れオペ減額を受けて日本10年国債利回りが約半年ぶりの高水準、2年国債利回りに至っては2009年9月以来の高水準となる中、積極的な円売りが見られず、下値はしっかりも上も重いという展開になった。
ユーロドルは朝から9ポイントレンジとほぼ膠着。
ユーロ円はドル円の上昇に合わせ167円96銭を付けた後、買い入れオペ減額を受けて167円54銭まで急落、その後167円90銭台を回復するなどしっかり。168円トライには依然慎重も、流れは上方向。
NZドルは2年インフレ予想が前回を下回ったこともあり、若干NZドル売りとなった。朝の0.6020ドル前後での推移から0.6000を付けたが、大台割れを試す勢いが見られず、少し戻してもみ合いとなった。対円ではドル円の堅調さもあり朝に93円89銭を付けた。その後の円買いに93円50銭台を付けた後、少し戻したが、対ドルでのNZドル売りに押され、昼過ぎに93円48銭を付けている。
MINKABUPRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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