ドル円は急落 財務省の介入観測=NY為替序盤
きょうのドル円は急落。休日上げ早朝のアジア時間に160円台を瞬間的につける場面が見られたが、大型連休で東京勢が休みの中、ドル円は断続的に下落し、一時154円台まで急落する場面が見られた。先週のあまりに急ピッチな上げに、さすがに高値警戒感も出ており、何らかをきっかけに下げ易い状況ではあった。
財務省の介入観測が出ており、一部報道では介入を実施したと伝えているが、有無は定かではない。明日30日に介入実績を示す外国為替平衡操作が夜に公表されるが、今回は3月28日ー4月25日分までで、本日分については5月31日の公表になる。
市場と財務省の心理戦の中、それもそれで思惑となるのであろう。財務省が介入したと仮定すれば、水曜日のFOMCの結果発表を前に、現段階で160円は許容しない姿勢に布石を打ったのかもしれない。
なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は現行付近には観測されていない。
29日(月)
現行付近にはなし
USD/JPY 156.47 EUR/JPY 167.40
GBP/JPY 195.93 AUD/JPY 102.57
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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