ドル円は午前中に一時上昇も続かず=東京為替概況
ドル円は午前中に一時上昇も続かず=東京為替概況
中国商務省が米国との通商協議の可能性を現在検討中との報道官談話を発表。米中対立後退期待で一時円売りとなった。ドル円は昨日海外市場で日銀会合を受けての円売りに145円73銭まで上昇。その後少し調整が入り145円台前半で東京朝を迎えると米中対立後退期待で145円92銭までドル高円安となった。
もっともドルオフショア人民元が一気にドル安元高になり、豪ドルドルなどでも豪ドル高ドル安が進むと、ドル自体が重くなり、ドル円は上昇分を解消する動き。昼過ぎには145円14銭と朝の水準を割り込む動きとなっている。その後は145円台前半での推移と上値が重くなると、145円05銭まで売りが出た。
ユーロドルは朝のドル高局面で1.1274を付けたが、その後は米中関係改善期待のリスク警戒後退でユーロ買いとなり、1.1320台を付けた。
ユーロ円はドル円の145円90銭台までの上昇を受けて164円60銭台を付けたが、その後売りが出て164円30銭前後での推移となった。
ドルオフショア人民元は7.2770元前後から7.2550元割れへ急落。米国東部時間で2日午前0時を過ぎた日本時間13時過ぎに、米国の中国に対するデミニミスルール適用が終了となり、一時元売りの動きも、4月2日の大統領令発動で分かっていたことであり、その後ドル安元高傾向に戻り7.2510元を付けた。4月4日以来のドル安元高圏。豪ドルドルが0.6380台から0.6410ドル前後に急騰。その後0.6420ドルを付ける動きを見せている。
MINKABU PRESS 山岡

執筆者 : MINKABU PRESS
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