【本日の見通し】ドル高意識、介入警戒感がどこまで上値を抑えるか
【本日の見通し】ドル高意識、介入警戒感がどこまで上値を抑えるか
ついに節目の152円を超え、153円台まで一気に上昇を見せたドル円。昨日の動きは急激であるが、ドル全般に一気の買いが入った後に、ドル円だけで介入できるのかがポイントとなる。介入警戒感がこれまで以上に強まるが、流れ的には上値を追う展開。153円台半ばに向けた動きが見込まれる。下方向は介入が入らない限り、152円前半でしっかりとなりそう。介入が入った場合は数円の下げが見込まれるため、注意が必要。
ユーロ円も介入が入ると一気に下げるだけに要注意。昨日はドル主導の展開で、動きが不安定。少しやりにくい展開が続きそう。
米CPIを受けて1.0860ドル前後から1.07台前半へ値を落としたユーロドルは、上値が重い展開。1.0700手前の買いがどこまで入るのかがポイントとなる。
今日はECB理事会が予定されているが、大きな波乱はないと見込まれる。政策金利は据え置き。今後の利下げ開始に向けた姿勢が見られるとユーロの売りが一気に加速する可能性がある点には要注意。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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