ドル円は151円台半ばに伸び悩む=NY為替
一連の米経済指標を通過して、米国債利回りの上昇およびドル高の動きも一服しており、ドル円は151円台半ばに伸び悩む動きを見せている。先ほど発表の2月の米求人件数は875.6万件となり、下方修正された前回値から上昇。ただ、減少傾向は継続しており、前回値の大幅な下方修正もあって、労働需給のひっ迫は緩和されている。市場でもドル安の反応が見られていた。
米国債利回りが再び年初来の最高水準に達し、本日は4.40%付近まで一時上昇していた。ただ、ドル円は財務省の介入警戒感が強まる中で、152円には慎重な気配を見せている状況。
市場は改めてFRBの金利動向を注視している模様。市場では、FRB以上に利下げ期待に弱気になっており、先日のFOMCでFRBは、年内3回、計0.75%の見通しを示したが、短期金融市場では0.75%以下で織り込む動きが見られている。6月の利下げ期待に関しても、半々まで確率を低下させている状況。
USD/JPY 151.59 EUR/USD 1.0774 GBP/USD 1.2564
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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