午後のドル円は151円ちょうど付近まで買い戻される=東京為替概況
午後のドル円は151円ちょうど付近まで買い戻される=東京為替概況
東京終盤のドル円は151円ちょうど付近まで買い戻された。ドル円は、東京午前に前日のドル安の流れを引き継いで一段安となり、前日終値比1円近いドル安・円高水準となる150.27付近まで下落した。日銀が10月にも追加利上げを行うとの一部報道や、鈴木財務相が為替相場について「高い緊張感を持って注視する」と発言し、介入への警戒感が強まったことも重石となった。
しかし、午後は下げが一服し、151円台まで戻した。植田日銀総裁が当面は緩和的な金融環境は継続する見方を示したことや、日経平均が800円超の大幅高で史上最高値を更新したことが円売りにつながった。
ユーロドルは上げ一服。午前のドル売り局面で一時1.0939付近まで上昇したあと、伸び悩みをみせた。ユーロ円は、ドル円同様に午前に164.35付近まで下落したものの、午後は下げが一巡し、165円台を回復した。
豪ドルは堅調。東京朝方に発表された2月の豪雇用統計の強い結果を背景に、豪ドルが買われ、豪ドル/ドルは0.6628付近まで、豪ドル円は2014年以来10年ぶりの高値水準となる100円台に乗せた。
MINKABU PRESS
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執筆者 : MINKABU PRESS
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