ドル円は午後に一時150円台を回復も戻りは限定的=東京為替概況
ドル円は午後に一時150円台を回復も戻りは限定的=東京為替概況
午後のドル円はドル円は一時150円台を回復したが、戻りは限定的。東京午前に高田日銀審議委員が「2%の物価安定の目標実現がようやく見通せる状況になってきた」と発言したことをきっかけに、日銀による早期のマイナス金利解除観測が強まり、円が買われた。ドル円は昼頃に149.71付近まで水準を切り下げたあと、午後に入って小幅に下値を広げ、21日以来およそ1週間ぶりのドル安・円高水準となる149.70付近まで下落した。
午後に入り、高田日銀審議が出口戦略について「どんどん利上げをするということではない」と発言すると円買いが後退し、一時150円台を回復する場面があった。しかし、戻りは限定的で、その後は再び149円台に沈んでいる。
クロス円も軒並み円高傾向となり、ユーロ円は162.18付近まで、ポンド円は189.61付近まで下落。ともに前日終値から1円以上の円高水準に振れたあと、戻りは鈍い。
ユーロドルは小動きとなり、朝から13ポイントレンジにとどまった。ポンドドルも朝から15ポイントレンジとなった。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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