粘り強いインフレがカナダ中銀の利下げを遅らせる=NY為替
本日のカナダ円は111.60円付近まで一時上昇し、2008年1月以来の高値水準に一時上昇したものの、その後は111.40円付近に伸び悩む展開が見られている。
エコノミストが、カナダ中銀の利下げ開始時期が遅れるとの見方を反映させ金利見通しを調整した。利下げ開始見通しを従来の4月から6月に後退させ、2024年末の政策金利の水準は現在よりも1.25%ポイント低い3.75%になると予想している。
経済活動は引き続き弱含みで推移するが、住居費の上昇圧力がインフレの2%への道を妨げると見ているという。これはスタグフレーションではないが、経済活動の停滞とインフレの粘着性の組み合わせは政策決定を難しくしているとも語った。
USD/CAD 1.3482 CAD/JPY 111.39
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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