トゥイリオが決算受け大幅安 第1四半期の売上高見通しに失望感=米国株個別
(NY時間10:09)(日本時間00:09)
トゥイリオ<TWLO> 62.09(-10.18 -14.09%)
クラウド通信APIのトゥイリオ<TWLO>が大幅安。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、株価は冴えない反応。第1四半期の売上高見通しが予想に届かなかったことに失望感が広がっている模様。
今回は、長年CEOを務めてきた共同創業者のローソン氏がアクティビスト(物言う投資家)からの圧力でCEOを退任して以来、初めてとなる将来への展望が示されたが、残念な反応となっている。
アナリストは、第4四半期の上振れと第1四半期の売上高見通しの未達を指摘し、全体的にまちまちな結果と見ている。一方、各事業の見直しが株価上昇のきっかけになる可能性があるとも指摘している。
「第4四半期の上振れは第1四半期の売上高ガイダンスの未達と通期EBITに向けた曖昧さを相殺するには不十分だった。第1四半期のガイダンスは、売却、Zipwhip、仮想通貨による逆風に同社が直面していることを示している」と述べた。一方、事業の運営見直しに言及しており、これはカタリストに可能性があるとも指摘している。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):0.86ドル(予想:0.56ドル)
・売上高:10.8億ドル(予想:10.4億ドル)
(1-3月・第1四半期見通し)
・1株利益(調整後):0.56~0.60ドル(予想:0.55ドル)
・売上高:10.3~10.4億ドル(予想:10.5億ドル)
・既存事業売上高:5~6%増
・営業利益(調整後):1.2~1.3億ドル
(通期見通し)
・営業利益(調整):増益を見込む
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MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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