カナダドル、方向感なく上に往って来い 金曜日にマクレム総裁の年末講演=NY為替
きょうのカナダドルは方向感なく上に往って来いの展開が見られている。ドルカナダは一時1.3550ドル付近まで下落したものの、その後は1.36ドル付近まで買い戻されている。現在は100日線付近での推移。一方、カナダ円は軟調な動きが続き、106円台後半に値を落としている。
主要中銀が今週、これまでの金融引き締めに終止符を打つとの見方が強まる中で、カナダドルはG10通貨に対して上昇した。カナダ中銀はすでに年内の政策委員会を終了しているが、金曜日に行われるマクレム総裁の年末講演に注目が集まっている。カナダ中銀がインフレ抑制について、これまで以上の進展を確認する必要があると強調することで、市場の利下げ期待を後退させる場になるかもしれないとの見方も出ているようだ。
USD/CAD 1.3590 CAD/JPY 106.87
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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