ダウ平均はマイナス圏スタート、その後売りが目立つ場面も、小幅高まで戻し4日続伸=米国株概況
ダウ平均はマイナス圏スタート、その後売りが目立つ場面も、小幅高まで戻し4日続伸=米国株概況
きょうのNY株式市場、ダウ平均は4日続伸。終値はダウ工業株30種平均が20.10ドル高の4万0113.50ドル、ナスダック総合指数が216.90高の1万7382.94、S&P500が40.44高の5525.21。
ダウ平均は前日まで3日続伸となっていたこともあり、序盤は下げて始まった。その後前日終値前後まで回復も、週末を前にしたポジション整理の動きや、トランプ関税を警戒する動きなどから、いったん売りが強まり、前日比300ドル以上の下げとなる場面が見られた。
ハイテク株の買い戻しなどもあってその後は値を戻すと、午後に入っていったんプラス圏まで浮上。しかし、そこから200ドル以上下げる局面が見られるなど、不安定な動きが続いた。引けにカッケて前日終値を挟んでの上下に戻し、結局小幅ながらプラス圏で引けている。
全般にまちまちでダウ平均は13銘柄がプラス圏、17銘柄がマイナス圏。IT・ハイテクなどの買いが支えも、売りも目立った。ユナイテッドヘルス<UNH>が下げ寄与度トップ。その他、ベライゾン<VZ>、ナイキ<NKE>、3Mなどが売られている。
半導体大手エヌビディア<NVDA>が4%以上上げて全体を支えた。個人投資家などからの買いが目立っていた。マイクロソフト<MSFT>、セールスフォース<CRM>、IBM<IBM>などICT関連は全般にしっかり。アマゾン<AMZN>も強かった。医薬品のメルク<MRK>はマイナス圏スタートから大きく買われた。
GAFAなど新興ハイテクは総じてかなり強く、上記以外では前日終値に近いところで始まったテスラ<TSLA>が9.8%高まで買われたほか、メタ(フェイスブック)<META>やAMD<AMD>なども2%を超える上昇。前日引け後の決算が好調であったアルファベット(グーグル)<GOOG><GOOGL>は一時の上げ幅を縮小も、プラス圏をしっかり維持した。
その他銘柄ではオンライン教育のコーセラ<COUR>が前日引け後決算を好感して13.6%高、医療費予想ガイダンス引き上げを嫌気し、マルチラインヘルスケアソリューションのセンティーン<CNC>は6.3%安となった。
センティーン<CNC> 57.69(-3.89 -6.32%)
コーセラ<COUR> 8.75(+1.05 +13.64%)
マイクロソフト<MSFT> 391.85(+4.55 +1.17%)
アマゾン<AMZN> 188.99(+2.45 +1.31%)
アルファベットC<GOOG> 163.85(+2.38 +1.47%)
テスラ<TSLA> 284.95(+25.44 +9.80%)
メタ<META> 547.27(+14.12 +2.65%)
AMD<AMD> 96.65(+2.18 +2.30%)
エヌビディア<NVDA> 111.01(+4.58 +4.30%)
ユナイテッドヘルス<UNH> 418.64(-5.61 -1.32%)
メルク<MRK> 82.74(+2.90 +3.63%)
ベライゾン<VZ> 41.91(-0.90 -2.10%)
ナイキ<NKE> 57.62(-0.86 -1.47%)
セールスフォース<CRM> 267.85(+3.15 +1.19%)
IBM<IBM> 232.41(+3.08 +1.34%)
3M<MMM> 137.32(-1.56 -1.12%)
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執筆者 : MINKABU PRESS
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