【本日の見通し】米消費者物価指数待ちの展開か
【本日の見通し】米消費者物価指数待ちの展開か
22時半に発表される11月の米消費者物価指数(CPI)及び今日、明日の米連邦公開市場委員会(FOMC)待ちの展開が見込まれる。
米消費者物価指数はエネルギー価格が先月から低下していることなどから小幅鈍化が見込まれる。ただ、全米自動車労組のストライキが続い
た影響で自動車価格の鈍化が鈍いと見られ、食品とエネルギーを除いたコアでは前年比で前月並みの伸びが見込まれている、住居費の鈍化など
でコアも前月から伸びが鈍化している可能性は十分にあり、この場合はドル売りが入ると見られる。一方でコアが一時的に上昇する可能性もあ
り、結果次第といった所。発表までは動きにくい展開が見込まれる。
明日NY午後(日本時間では明後日早朝)に発表される米FOMCは政策金利の据え置きが見込まれる。今後の利下げ開始に向けて声明や会見
での姿勢の変化、今回発表回にあたっているメンバーの経済・物価見通し、特に政策金利見通しの変化に注目が集まっている。CPIを無難に
通過した場合は、明日のFOMC待ちの展開となりそう。
MINKABU PRESS 山岡和雅

執筆者 : MINKABU PRESS
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