S&P、カナダのGDP見通しを下方修正=NY為替
きょうの為替市場はドル売りが強まる中で、カナダドルは対ドルで買いが優勢となり、ドルカナダは1.35ドル台に下落している。原油相場も本日は買い戻されており、カナダドルの買いをサポートしたようだ。しかし、円高の動きが出ており、カナダ円は108.65円付近に下落。21日線を下放れる展開が見られており、目先は本日108.40円付近に来ている100日線が下値メドとして意識される。
本日はS&PがカナダのGDP見通しを下方修正していた。2024年のカナダのGDPは0.8%と、9月時点の予想1.2%から下方修正している。2023年のGDP見通しも1.1%に下方修正。
内需が低調なため、雇用市場も低迷が続き、失業率は今年の平均5.4%から2024年には平均6.1%に上昇するとも予想した。また、カナダ中銀は5.00%の政策金利を維持し、過去の利上げが経済に浸透するのを待つと予想。最初の利下げは来年第2四半期になりそうだとも付け加えた。
USD/CAD 1.3578 CAD/JPY 108.65
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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