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ドル円147円台前半に安値広げる、ユーロ売り・ポンド買いも=ロンドン為替概況

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ドル円147円台前半に安値広げる、ユーロ売り・ポンド買いも=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、引き続きドル売り圧力が継続している。そのなかで、円高圧力も根強い。ドル円は147.15近辺まで安値を広げている。9月14日以来の安値水準となった。クロス円も下押しされ、ユーロ円は161.25近辺、ポンド円は184.50割れ水準まで一時下落した。その後は米債利回り低下一服もあって売買が交錯している。また、ポンド買い・ユーロ売りの動きも顕著。ポンド買いの材料としては、英財政赤字が想定ほど膨らまず、減税の余地があるとの見方があったことや、英議会証言でベイリー英中銀総裁やラムスデン英中銀副総裁などの発言があった。両氏とも金利据え置きをかなりの長期間にわたり必要との認識を示している。最新のインフレ低下を歓迎も、賃金や中東地政学リスクによる根強いインフレ圧力にも警戒感を示した。ポンドドルは一時1.2554近辺まで高値を伸ばし、ドル売り圧力の一端を担っていた。一方、ユーロドルは東京午後につけた1.0965近辺を高値に、ロンドン時間には買い一服。一時1.0940近辺まで反落している。シムカス・リトアニア中銀総裁は、インフレ圧力の根強さを指摘しつつも、12月の追加利上げについて言及する理由はない、と明言した。

 ドル円は147円台半ばでの取引。東京朝方につけた148.42近辺を高値に、その後は売りに押されている。147円台前半では買いもみられて売買が交錯。ロンドン序盤に147.15近辺まで下落したあとは147円台後半から半ばで推移している。米10年債利回りは4.38%付近に一時低下も、その後は4.41%台まで下げ渋っている。

 ユーロドルは1.09台半ばでの取引。東京朝方につけた1.0939近辺を安値にその後はじり高の動きとなった。東京午後には1.0965近辺に高値を伸ばした。しかし、ロンドン時間にかけては上値が抑えられており、再び1.0940付近まで反落する場面もあった。ユーロ円は東京朝方の162.43近辺を高値に軟調に推移している。161円台半ばから後半で売買が交錯したあと、ロンドン序盤には一時161.25近辺まで安値を広げた。対ポンドではユーロ売りが優勢。

 ポンドドルは1.25台前半での取引。東京朝方の1.2500近辺を安値に、その後は買いが優勢になっている。1.2530-40レベルでに揉み合いが続いたあと、ロンドン午前には1.2554近辺まで高値を伸ばしている。ポンド円は東京朝方の185.65近辺を高値に、その後は上値を抑えられている。ロンドン序盤に184.47近辺まで下押しされたあとは185円台乗せ水準へと買い戻されている。ユーロポンドは軟調。0.8750付近から0.8720台へと下押しされている。英中銀総裁らの議会証言でのタカ派姿勢がポンド買い・ユーロ売りの動きを誘った。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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