【これからの見通し】今週は米CPIが決定打となりドル売りが優勢、ただ各指標には振り回される
【これからの見通し】今週は米CPIが決定打となりドル売りが優勢、ただ各指標には振り回される
今週は火曜日発表の米消費者物価指数の伸び鈍化でドル売りが強まっている。その後の米指標は強弱感が入り乱れており、局面ごとに方向性が目まぐるしく変化している。ただ、11月初頭の米雇用統計とともに米CPIがドル相場全般の水準を押し下げていることは確かであろう。
きょう発表される主要な米経済指標は、住宅着工件数(10月)のみとなる。住宅着工と建設許可件数が同一方向にブレた場合は、ドル相場に反応がでそうだ。ただ、水木の一連の注目指標を経ても、米雇用統計や米CPIによるドル売りの流れを覆すほどの値動きはみられなかった。来週にかけて、ドル安の流れが定着してくるのか、週末調整の具合を確認しながらの相場展開となりそうだ。
そのなかで、ドル円は150円台を維持しており、それほどドル売りには押されていない印象だ。日銀の緩和継続姿勢が円売り圧力となり続けており、ドル売りが強まった後も、揺り戻しが入る展開となっている。クロス円も神経質な上下動を見せており、短期売買には面白い相場だが、ポジションの維持には神経を使う状況となっているようだ。
この後の海外市場で発表される経済指標は、米住宅着工件数(10月)が注目されるほか、ロンドン時間には英小売売上高(10月)、ユーロ圏経常収支(9月)、ユーロ圏消費者物価指数・確報値(10月)、北米時間にはカナダ鉱工業製品価格(10月)、カナダ国際証券取扱高(9月)などが予定されている。
発言イベント関連では、ビルロワドガロー仏中銀総裁、ラガルドECB総裁、ホルツマン・オーストリア中銀総裁、ブイチッチ・クロアチア中銀総裁、ナーゲル独連銀総裁、グリーン英中銀委員、ウンシュ・ベルギー中銀総裁、ラムスデン英中銀副総裁、コリンズ・ボストン連銀総裁、バーFRB副議長、デイリー・サンフランシスコ連銀総裁、グールズビー・シカゴ連銀総裁、チポローネECB理事、ジョルダン・スイス中銀総裁などの予定が組まれており、多彩な一日となる。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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