ドル円12銭レンジ、豪ドルは朝の物価統計受けて一時上昇=東京為替概況
ドル円12銭レンジ、豪ドルは朝の物価統計受けて一時上昇=東京為替概況
昨日の海外市場で米債利回りの低下などを受けて149円32銭を付けた後、149円90銭台まで上昇したドル円。今日の東京市場は149円80銭から149円92銭までとドル高円安圏を維持したものの値幅は12銭に留まった。
米10年債利回りは5%超えをいったん付けたことでの一服感が今日も広がっており、午前中に4.805%前後を付けた。その後4.84%前後まで上昇しドル円が149円80銭前後から買い戻される材料となったが、動きは抑えらえている。
ユーロドルは昨日のドル全面高の中で昨日の海外市場で1.07近くから1.0580台まで落とした反動もあり、比較的しっかり午後に入って1.06台を回復し1.0607を付けている。
ユーロ円は158円台後半推移。上下ともに動きにくい展開。
今日動きが見られたのが豪ドル。9時半に発表された豪第3四半期消費者物価指数は総合、刈り込み平均、加重平均いずれも市場予想値を上回る伸びとなった。この結果を受けて発表まで25%程度であった次回11月7日の豪中銀会合での利上げ期待が一時61%まで上昇。豪ドル買いを誘った。対ドルで0.6350台での推移から0.6380台へ急騰。その後も上昇が続き0.6400ドルを付けた。午後に入ると米債利回りの低下一服などからのドル買いに押され0.6370台での推移となっている。豪ドル円も95円30銭前後から95円90銭前後まで上昇。その後は対ドル同様に売りが出て95円50銭台を付けている。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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