オーリンが大幅安 サットンＣＥＯ氏が来年前半に退任＝米国株個別

　化学薬品・弾薬メーカーのオーリン＜OLN＞が大幅安。同社のサットンＣＥＯ氏が来年前半にＣＥＯを退任すると発表した。同ＣＥＯは２０２０年９月からＣＥＯを務めている。円滑な移行のため、退任まで会長職を継続する。

　アナリストからは「意外だが、同社の戦略への影響は最小限に留まるだろうと見ている。スコットＣＥＯがここ数年の戦略的転換に強く関わっていたことを考えると、市場は否定的な反応を示している。同社の戦略に変更がないと仮定すれば、『買い』の投資判断を修正する理由はない」と述べた。

【企業概要】
　塩素アルカリ製品と塩化ビニル・エポキシ樹脂・銃器の３部門で事業を展開し、化学製品と弾薬等の製造・販売を行う。独自の流通・販売網を持ち、自社の販売員を通じて、又は、法人顧客・量販店・代理店・小売店・卸売業者・元請け業者・米国政府等に直接販売する。

（NY時間15:43）
オーリン＜OLN＞　52.25（-5.78　-9.95%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美