豪ドル往って来い、GDP予想下回るも2年ぶり高水準 来年金利維持との見方
豪ドル往って来い、GDP予想下回るも2年ぶり高水準 来年金利維持との見方
豪ドルは往って来いの展開。
豪州GDPが予想を下回ったことで一部で浮上している来年の利上げ観測が後退。ただ、予想には届かなかったものの、2023年第3四半期以来2年ぶり高水準となったことで、強い経済成長とインフレ高止まりを受け、豪中銀の利下げサイクルは完全に終了したとの見方が一段と高まった。
豪中銀総裁はインフレ圧力が高まる兆候が見られれば行動する用意があると述べ、政策方向転換の可能性を示唆している。
GDP受け豪ドル円は一時102.02円付近まで下げたが、発表前の水準102.30円台に戻している。対ドルでも下げを帳消し。急低下した豪州3年債利回りは低下幅をやや縮小。利上げ期待後退も、堅調な経済成長が相殺し豪州株は堅調。
執筆者 : MINKABU PRESS
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