豪ドル円きょうの高値、利上げ期待低下も利下げサイクルは終了した可能性高まる
豪ドル円きょうの高値、利上げ期待低下も利下げサイクルは終了した可能性高まる
豪ドル円は予想下回るGDP受け一時102.02円付近まで下落したがその後102.45円付近まで上昇、きょうの高値をつけている。米株先物が堅調で日経平均も500円超上昇していることから、リスク選好の円売りがみられる。ドル円は155.70円台まで戻している、米12月利下げとの見方からドル売りが続いているためドル円の上値は重い。
豪州の第3四半期GDPは2年ぶり高水準となったものの、小幅な伸びにとどまり市場予想も下回った。GDP受け来年の利上げ観測が後退している。
ただ一方で、豪中銀総裁がインフレ圧力が高まる兆候が見られれば行動する用意があると述べ、政策方向転換の可能性を示唆した。来年の利上げを織り込むのは時期尚早だが利下げサイクルは終了した可能性が高い。金利差と米利下げで豪ドルは対円、対ドルでの上昇は続くと予想されている。
執筆者 : MINKABU PRESS
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